公開日: |更新日:
建物の改修や用途変更、設備更新などに伴い、既存の階段を撤去したいケースがあります。階段撤去は、建物全体を壊す工事だけではありません。建物を残したまま、階段だけを撤去したり、一部を切断して取り除いたりすることもあります。
特にコンクリート階段やRC階段は、床・壁・梁などの周辺躯体と一体化している場合があるため、撤去範囲を誤ると建物に影響が出るおそれがあります。そのため、階段撤去では「どこを残し、どこを切断・撤去するか」を事前に明確にすることが重要です。
この記事では、企業の工事担当者に向けて、階段撤去の方法、費用に影響する条件、注意点、カッター工事会社に依頼するメリットを解説します。
階段撤去は、老朽化した階段を取り替える場合だけでなく、建物の使い方を変える際にも行われます。工場・ビル・商業施設・集合住宅などでは、以下のような目的で検討されることがあります。
企業が発注する階段撤去では、工事そのものだけでなく、施設運営への影響も考える必要があります。たとえば、工場では生産ラインへの影響、商業施設では営業時間や来館者動線、オフィスビルではテナントへの周知が重要です。
階段撤去の方法は、階段の材質や設置場所によって異なります。木造階段、鉄骨階段、コンクリート階段では、必要な作業や注意点が変わります。
| 階段の種類 | 主な撤去方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 木造階段 | 踏み板・側板・手すりなどを順に解体 | 床や壁との取り合いを傷めないようにする |
| 鉄骨階段 | ボルト撤去、ガス切断、クレーンによる搬出 | 腐食、落下、火花、重量物の取り扱いに注意する |
| コンクリート階段・RC階段 | カッター工法、はつり、ブロック化して搬出 | 周辺躯体との一体化や配筋状況を確認する |
なかでもRC階段は、建物本体と一体化していることがあります。そのため、単純に壊すのではなく、残す部分と撤去する部分を切断して分ける「縁切り」が必要になる場合があります。
コンクリート階段やRC階段の撤去では、ウォールソー、ワイヤーソー、コア抜き、ハンドカッターなどの工法が使われることがあります。
ウォールソーは、レールに沿ってダイヤモンドブレードを高速回転させ、コンクリートを切断する工法です。壁面や斜面など、通常のカッターが使いにくい場所にも対応しやすく、階段部の切断にも使用されます。
切断位置を管理しやすいため、階段だけを撤去して周辺躯体を残したい場合や、改修工事の前工程として正確に撤去したい場合に適しています。
厚みのあるコンクリートや大きな部材を切断する場合は、ワイヤーソーを使うことがあります。また、ワイヤーを通すための穴や、配管・アンカー用の穴を設ける際にはコア抜きを併用します。
実際の階段撤去では、ひとつの工法だけで完了するとは限りません。現場条件に応じて、複数の工法を組み合わせることで、安全かつ効率的な撤去につながります。
階段撤去は、事前調査から搬出・処分までの計画が重要です。一般的には、以下の流れで進めます。
特に屋内や上階、地下などの現場では、撤去したコンクリート片をどう搬出するかが重要です。搬出経路が狭い場合でも、カッターで小さく切断すれば、人力や小型機材で搬出できる可能性があります。
階段撤去の費用は、階段の種類や現場条件によって大きく変わります。単純な相場だけで判断するのではなく、見積もりに影響する要素を把握しておくことが大切です。
見積もりを比較する際は、撤去作業費だけでなく、切断費、養生費、搬出費、処分費、安全対策費が含まれているかを確認しましょう。一式表記のみの場合は、追加費用の条件も確認しておくと安心です。
階段撤去を含む解体・改修工事では、工事内容や規模によって法令上の確認が必要になる場合があります。
建設リサイクル法では、一定規模以上の工事について、分別解体や再資源化、届出が必要になる場合があります。たとえば、建築物の解体工事では床面積の合計が80㎡以上の場合などが対象です。
建築物の解体・改修工事では、石綿含有建材の使用有無について事前調査が必要です。階段そのものだけでなく、周辺の仕上げ材、床材、壁材、下地材なども確認対象になる場合があります。
コンクリート階段やRC階段の撤去では、カッター工事会社に相談することで、現場条件に合わせた撤去方法を検討しやすくなります。
特に、建物を残したまま階段だけを撤去する場合や、撤去後に別工事が続く場合は、切断精度と搬出計画が重要です。現地調査の段階で、撤去範囲、切断方法、廃材搬出、安全対策まで確認しておきましょう。
階段撤去を依頼する際は、価格だけでなく、施工実績や現場対応力を確認することが大切です。
問い合わせ前には、階段の材質、寸法、撤去したい範囲、図面や写真、作業可能時間、搬出経路、次工程の予定を整理しておくと、見積もりや現地調査がスムーズになります。
階段撤去は、材質や構造、現場条件によって適切な方法が変わります。特にコンクリート階段やRC階段では、周辺躯体との取り合いを確認し、必要に応じてカッター工法で撤去範囲を切断することが重要です。
階段撤去を安全かつ効率的に進めるには、現地調査、工法選定、搬出計画、法令確認を早めに行うことが欠かせません。 建物を残したまま階段を撤去したい場合や、改修工事の前工程として部分撤去を行いたい場合は、カッター工事に対応できる専門会社へ相談しましょう。
引用元:東海カッター
https://www.tokai-cutter.co.jp/strong/
切断サイズ80㎝のパワフルなフラットソーイングが、広範囲のコンクリート切断や道路工事において、工期短縮に貢献。計画から施工、工事後の廃棄物処理まで自社内でスピーディに対応できる。
引用元:ダイヤエクシード
https://www.diaexceed.co.jp/
大型・水中・乾式などのワイヤーソー技術を用いて、既設コンクリート構造物の切断・解体を行う。使用中の建物でも、利用を妨げないよう古いスラブ・壁の切断切断工事に対応。
引用元:ウォールカッティング工業
https://wallcutting.net/
病院や店舗など排気ガスを嫌う場所に適切な電動フラットソーイング工法が可能。石油、ガス、化学工場においてもスパレスターの装備の必要なし。