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削孔工事(ドリル工法)

削孔工事(ドリル工法)の概要説明

削孔工事(ドリル工法、コアドリリング工法)は、先端にダイヤモンド砥粒が埋め込まれた円筒状の刃(ダイヤモンドビット)を高速回転させ、壁面や路面、コンクリート構造物などに大小さまざまな孔をあける工事、工法です。

正確な円形切断をスムースにおこなえることから、おもに給排水管や電気配線の設置に伴う配管工事などで大いに活躍しています。
ダイヤモンドビットは実にたくさんの種類があり、1cmほどの小さなものから人が通れるくらい大きなものまで、工事対象や環境、目的に合わせた穿孔工事ができます。

単なる孔あけ工事以外にも、コンクリートの強度を分析するための「テストピース」の採取や、耐震補強に使用するアンカーボルトを通すための工事や、ぶ厚い壁の部分的な撤去等にも使用でき、対応できる工事の幅が広いのが特徴。

また、ダイアモンドビット一つでは対応できないほどの巨大な孔あけが必要な場合には、列状に連続して削孔することで希望のサイズの穴を穿孔することができる「ラインカット工法」と呼ばれる工事も存在します。

おもな目的・向いている環境

この工法を使う目的

  • 給排水管・電気配線設置に伴う穴あけ工事
  • フェンス・ガードレール設置の際の孔あけ
  • コンクリートの強度分析用テストピースの採取
  • アンカーボルト用の孔あけ
  • 壁面の開口 など

この工法が向いている現場環境

  • 正確な円形の孔あけが求められる
  • 縦・横・斜め
  • 狭い場所
  • 水中での孔あけ作業が必要 など

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