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ドライカッティング工法とは水が使用できない空港照明や原子力発電所、各工場などでの切断・解体・穿孔作業に適している工法のことです。ワイヤーソーイング、ウォールソーイング、コアードリリングなど、すべての工法で対応できます。
ドライカッター機を使用することで乾式工法対応が可能となり、新設の土間目地切りの際に汚水の飛散がなくなります。切断粉塵吸引機と併せると切断後の現場保全が非常に楽になり、作業環境向上や工程短縮につながるという特徴があります。
フラットソーイング工法とドライカッティング工法の違いは、カット時に刃を冷却するための冷却水が必要化どうかです。ドライカッティング工法では冷却水が不要です。
フラットソーイング工法とは、一般的に新設コンクリートの目地切工事や床版・道路・鉄筋コンクリートの切断する場合に適している工法のことです。深さ70cmまでの鉄筋コンクリート切断が可能(※1)です。
汚泥水吸引装置により、田畑・河川への汚泥浸食や高排水性舗装道路の汚泥目詰まりを阻止するだけでなく、汚泥水のリサイクルも可能となっています。
一般的にアスファルト舗装道路の切断作業を行う場合、粉塵飛沫防止とカッター焼付防止のためにカッターへ水をかけながら切断します。その水にはアスファルト粉や骨材粉が混じり、発ガン性物質を多量に含んだ「カッター汚泥」となります。
カッター汚泥は産業廃棄物であり、地面にしみこむ前にバキュームポンプで吸引し、クローズドドラム缶で回収する必要があります。適切な処理を行わず不法投棄などを行った場合、環境汚染へと繋がり非常に危険です。
ドライカッティング工法では施工時のカッター汚泥を抑えることができるので、汚泥処理によるコストを抑えることが可能です。また、集塵機の設置により、工事施工後も粉塵を残さずに回収します。
この工法を使う目的
この工法が向いている現場環境
切断サイズ80㎝のパワフルなフラットソーイングが、広範囲のコンクリート切断や道路工事において、工期短縮に貢献。計画から施工、工事後の廃棄物処理まで自社内でスピーディに対応できる。
大型・水中・乾式などのワイヤーソー技術を用いて、既設コンクリート構造物の切断・解体を行う。使用中の建物でも、利用を妨げないよう古いスラブ・壁の切断切断工事に対応。
病院や店舗など排気ガスを嫌う場所に適切な電動フラットソーイング工法が可能。石油、ガス、化学工場においてもスパレスターの装備の必要なし。