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バースター工法とは、基礎・柱・梁・壁などで使われるコンクリートの破砕作業に適した工法のことです。フラットソーイング、コアードリリングなどの工法で対応できます。バースターマシンを使用することで低騒音・低振動の静的破砕が可能です。
コンクリート基礎にフラットソーで切込みを入れ、切込みに沿って、一定間隔でコアードリリングにより穿孔します。その後、コア孔にバースターヘッドをセットし、コンクリートを油圧力で押し広げることによって効率的に破砕します。
部分切断と油圧破壊の組み合わせで工期を短縮、また水養生が不要なため、現場作業の環境が向上することが特徴です。
バースターヘッド1つあたり108トン~250トンの圧力をかけて解体を行いますが、重機との相判作業により防塵・無振動・低騒音での施工が可能です。(※1)
基礎など厚さ300mm以上のコンクリートを効率よく破砕し、バースターヘッド8本使用時には、最大2,000トンもの破砕力を発揮します。(※2)
無筋コンクリートでは、適切なピッチでコアボーリングを穿孔し破砕を繰り返すことにより、確実に破砕することが可能です。鉄筋コンクリートの場合、D13ほどの細い鉄筋であればシリンダーの圧力により、引きちぎります。
バースターマシンの軽量化・小型化が進められているため、部分的な障害物の撤去や、作業スペースが確保しづらい狭い場所でも施工可能です。運搬が容易で計画的な破砕ができるため、工期の短縮に貢献します。
この工法を使う目的
この工法が向いている現場環境
引用元:東海カッター
https://www.tokai-cutter.co.jp/strong/
切断サイズ80㎝のパワフルなフラットソーイングが、広範囲のコンクリート切断や道路工事において、工期短縮に貢献。計画から施工、工事後の廃棄物処理まで自社内でスピーディに対応できる。
引用元:ダイヤエクシード
https://www.diaexceed.co.jp/
大型・水中・乾式などのワイヤーソー技術を用いて、既設コンクリート構造物の切断・解体を行う。使用中の建物でも、利用を妨げないよう古いスラブ・壁の切断切断工事に対応。
引用元:ウォールカッティング工業
https://wallcutting.net/
病院や店舗など排気ガスを嫌う場所に適切な電動フラットソーイング工法が可能。石油、ガス、化学工場においてもスパレスターの装備の必要なし。