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カッター工事における汚泥とは

コンクリート・アスファルトのカッター工事を行う際に発生する「汚泥」。その扱いにはルールが定められており、正しい方法で処理を行わないと罰則を受けることがあります。 ここでは、カッター工事で発生した汚泥の取り扱いルールについて解説していきます。
この記事を要約すると、、、
  • カッター汚泥とは:切断作業時の粉塵と水が混ざった廃液で、産業廃棄物として扱われる
  • 適切な処理の流れ:汚泥回収・運搬・脱水処理・リサイクルを徹底
  • 業者選びのポイント:許可証の有無、実績、法令遵守、費用の透明性
カッター汚泥の正しい処理を学び、信頼できる業者に依頼することで、法令違反のリスクを防ぎつつ環境保護に貢献できます。

カッター汚泥とは

カッター工事で発生する汚泥のことを「カッター汚泥」と呼びます。汚泥という名称ですが、その形状はほぼ液体であり、廃液といったほうがイメージとしては近いかもしれません。

カッター汚泥が発生する理由

カッター工事では、アスファルトやコンクリートの切断作業を行うときに、粉塵の飛散防止とカッターの焼き付けを防止するために、カッターに水をかけながら作業を行います。このときに使用する水にアスファルトの粉等が交じり、汚れた液体となったものを「カッター汚泥」と呼んでいます。

カッター汚泥の主な発生源

カッター汚泥は、コンクリートやアスファルトを切断する際に発生しますが、その主な発生源は大きく3つに分類されます。

道路工事

道路工事では、アスファルトやコンクリートを切断する作業が頻繁に行われます。この際にカッター機を使用し、切断面を滑らかにするために大量の水が使用されます。この水がアスファルトの粉塵やコンクリートの粉塵を取り込み、カッター汚泥として発生します。

特に舗装の修繕や拡幅工事のような長距離にわたる作業では、カッター汚泥の量も多くなるため、迅速な吸引や処理が求められます。

土木工事

土木工事では、橋やトンネル、河川敷の整備など、多岐にわたる工事でカッター機が使用されます。コンクリートの構造物や地面の硬い層を切断する際に、カッター汚泥が発生します。

また、地下掘削や基礎工事などの際にも、土砂と混じったカッター汚泥が発生し、土壌の汚染防止のため、汚泥の処理は特に重要です。大規模な土木工事ほど、その発生量が増えるため、適切な処理計画が不可欠です。

建設工事

建設工事では、ビルや住宅の基礎工事やコンクリートの壁、床の解体時にカッター汚泥が発生します。

特に再開発エリアや市街地での工事では、周囲への影響を最小限に抑えるため、汚泥の発生と処理方法について事前に対策を講じることが求められます。

カッター汚泥の危険性

カッター汚泥はただの汚濁水というわけではなく、発がん性物質が多量に含まれている危険なものになります。適切な処理を行わないで廃棄してしまうと、河川に流れたり、空気中に飛散したりと、自然環境や生態系に大きな影響を与えてしまうことになります。

カッター汚泥の処理方法

カッター汚泥は、「産業廃棄物」として適切に処理をするように決められています。2012年3月、環境省と国土交通省より通知が出されており、違反した場合は罰則の対象ともなります。

地面に浸透させたり、側溝に流してしまったりすると、不法投棄と見なされるため、くれぐれも誤った方法での処理は行わず、正しい方法での処理を行いましょう。

カッター汚泥の処理の流れ

1.汚泥水の回収

カッター工事で発生した汚泥水は、現場で適切に回収しなければいけません。カッター切断の際、発生する汚泥水はバキューム( 給水ホース)で集水し、専用の貯留タンクに保管されます。

2.汚泥水の運搬

汚泥水を回収したタンクは再びカッター車に積み込み、処理場に運ばれます。アスファルト舗装の切断時に発生する排水は、産業廃棄物として適正に処理することという通知が出されているため、こちらを運搬・処理する業者は産廃収集運搬業許可が必要です。

3.脱水・中和処理

処理場に運ばれた汚泥水は、脱水機(フィルタープレス)と中和機を使って汚泥水をろ過し、中和します。この工程で、汚泥と比較的きれいな水に分けられます。

4.汚泥・水のリサイクル

ろ過された汚泥水は水と泥に分離され、それぞれ再利用されます。汚泥は、乾燥処理や焼却処理、または再利用可能な資源として処理されます。 水は再び機械の洗浄等に利用されたり、再利用しない場合は、適切な処理を行った後に環境基準に従って排水されます。

このような流れを通じて、カッター工事で出る汚泥水は効率的かつ環境に配慮した方法で処理されています。

参照元:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekkei/pdf/H28haisui.pdf)
参照元:東海カッター公式HP「汚泥水処理の流れ」(https:/https://www.tokai-cutter.co.jp/sludge-water/)

カッター汚泥の運用は自治体によって異なる

カッター汚泥は産業廃棄物となるため、どの品目に該当するのかというところですが、カッター汚泥の品目について、環境省と国土交通省は言及していません。

よって、カッター汚泥を産業廃棄物として処理するにあたって、その運用は各自治体によって異なる現状になります。

カッター汚泥の性状から、基本的に「廃アルカリ」と「汚泥」の混合物という扱いと考えられますが、自治体によって「汚泥」と「廃アルカリ」として扱うところもあれば、「汚泥」として扱うところがあるなどさまざま。詳しくは自治体に問い合わせて確認するようにします。

適切な処理をしなかったらどうなる?

カッター汚泥の処理が適切に行われていなかった場合、法令に則って罰則が科されることになります。最大で、5年以下の懲役または1千万円以下の罰金が、排出事業者及び違法行為者に科されます。

不適切な処理となる違反行為

ここでは、産業廃棄物の処理にあたって違反となる行為について紹介していきます。内容によって罰則の重さも異なるため、違反となるポイントを押さえておきましょう。

不法投棄

当然ながら不法投棄は違反となり、5年以下の懲役または1千万円以下の罰金(法人の場合は3億円以下の罰金)、若しくはその両方が科せられることになります。

自社で適切な処理を行わなかった場合はもちろん、委託した処理業者が不法投棄を行っていた場合、排出事業者にもその責任が発生します。処理業者に委託をする場合は、どのような流れで処理が行われているかを確認しておくことが大切です。

マニフェストの不交付・虚偽

産業廃棄物を処理する際は、廃棄物の処理が適切に行われたかどうかを確認するための書類を作る必要があり、これを「マニフェスト」と呼んでいます。マニフェストは排出事業者が作成し、処理を委託する産業廃棄物の引き渡しと同時に交付します。

もしも交付しなかったり、虚偽の記載を行ったりした場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に科せられます。処理自体はしっかりと行われていたとしても、マニフェストにおいて不備があると罰則を受けることになるため、確実に対応のうえ廃棄物処理を行うようにしましょう。

契約書を未作成での処理

書面での契約を交わしていない状態で廃棄物処理を行った場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金若しくはその両方が科せられる可能性があります。

口頭での約束や見積もりだけでは後々のトラブルにつながる可能性もあります。必ず書面での契約を締結するようにしましょう。

無許可の業者での処理

産業廃棄物の処理には、資格・許可を有している必要があり、それらを持っていない無許可の業者に依頼して処理を行ってしまうと、罰則の対象になってしまいます。5年以下の懲役または1000万円以下の罰金若しくはその両方が科せられる重い罰則となります。

仮に許可を受けていたとしても、廃棄物の種類によっては取り扱えないケースもあるため、委託する業者の許可の内容をしっかりと確認するようにしましょう。

特別管理産業廃棄物の管理責任者設置義務違反

「爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有する廃棄物」のことを、「特別管理産業廃棄物」と呼び、その保管・運搬・処理は通常の産業廃棄物よりも厳しい基準が設定されています。

特別管理産業廃棄物が発生する事業者には、その管理責任者を設置する義務があり、違反すると30万円以下の罰金に科せられます。

カッター汚泥の処理を踏まえた業者選びのポイント

カッター汚泥の処理には厳しいルールがあり、違反をした場合の罰則も設けられていることから、正しく処理をしてくれる業者に廃棄物処理をお願いする必要があります。ここでは、信頼できる業者を選ぶための具体的なポイントを解説し、名古屋エリアにおける業者選びのコツも紹介します。

汚泥処理の方法を明示しているか

汚泥の回収方法やその後の処理工程を明示している業者は、発生した汚泥がどのように処理されていくかが把握できるため信頼できると言えるでしょう。カッター工事では、現場で発生する汚泥を迅速に回収し、適切な処理施設に運ぶことが重要です。現場で汚泥を分離して運搬する手法や、提携する廃棄物処理業者への委託方法など、具体的な手順を提示してくれる業者を選ぶと良いでしょう。

法令遵守と許可証の有無

産業廃棄物処理には法的な基準が存在し、カッター工事業者がその基準に従って汚泥を処理しているかは、信頼性の指標となります。特に、産業廃棄物収集運搬の許可を持っている業者であることは、違法処理を避けるための最低条件です。法令を遵守しない業者に依頼してしまうと、依頼者も法的な責任を負う可能性があるため注意が必要です。

業者を選ぶ際は、必ず産業廃棄物処理の許可証を提示してもらい、適切な処理が行われているかを確認しましょう。

実績と信頼性のチェック

汚泥処理に関する実績が豊富な業者は、過去に対応したさまざまなケースの経験を持っています。特に、過去に大規模なカッター工事を手掛けた実績や、汚泥処理に関する評価が高い業者は、信頼できると言えるでしょう。

公式HPやレビューサイトでの口コミ、過去の施工事例などを確認することで、その業者の信頼性を確認することができます。

コストに透明性があるか

汚泥処理のコストは、カッター工事全体の費用に含まれる場合と、別途請求される場合があります。信頼できる業者は、見積もりの段階で汚泥処理の費用を明確に提示し、後から追加料金が発生しないように配慮しています。

費用が不明瞭な業者や、安すぎる価格を提示する業者は、後から追加でコストを請求される可能性があるため注意が必要です。見積もりの透明性を確保し、詳細な内訳が提示されているかどうかを確認しましょう。

名古屋エリアでの業者選び

名古屋は建設やインフラの発展が進むエリアで、カッター工事の需要が高い地域です。汚泥処理に関する適切な対応をするためには、地域の特性や条例に精通した業者を選ぶことが重要です。ここでは、名古屋でのカッター工事業者選びの際に重視すべきポイントを紹介します。

地域に根付いた実績を持つ業者を選ぶ

名古屋エリアでのカッター工事は、地域特有の産業廃棄物処理ルールや条例に対応している業者であることが重要です。長期間、地元で営業を続けている業者は、地域の法規制に詳しく、適切な処理を行うノウハウを持っていることが多いため、安心して依頼できます。

名古屋市やその周辺で長年の実績がある業者を選び、その対応力や地域での評判を確認するのがよいでしょう。

口コミや評判を参考にする

インターネット上での口コミやレビューは業者選びの参考になります。特に、汚泥処理に関する評価が良い業者は、正しい知識と方法をもとにした対応が期待できるため、依頼前に確認しておくことをお勧めします。

名古屋の条例に対応しているか

名古屋では、産業廃棄物処理に関する地域特有の条例が存在する場合があります。例えば、汚泥処理や廃棄物処理施設の使用についての特定のルールが定められていることがあります。業者がこれらの条例に準拠して作業を行っているかどうかを確認することは、依頼者にとっても重要です。

業者に直接問い合わせて、名古屋の条例に対応しているか、具体的な取り組みについて確認するのがよいでしょう。

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